会長挨拶


 愛媛県地質調査業協会は愛媛県内に本店および支店を有する地質調査業者で構成される協会です。

 地質調査業はボーリング調査や現場での様々な試験、さらに採取した土質試料による室内土質試験により、調査地の地下構造(地質構成や地下水の状況)を明らかにし、地盤の強さ等を数値化(N値など)する仕事です。地質調査の成果をもとに各種構造物や建築物の設計が実施されます。

 私たちは自らの仕事を「インフラのインフラ」と称しています。これは社会資本を縁の下で支えていること、そして人目にあまり触れないことを映した表現です。地質調査業の認知度は低いものの、安全・安心な社会資本整備や建築物の設計に欠かせない仕事で、社会貢献度の高い仕事と認識しています。

 近年防災・減災の声が高まっています。愛媛県におきましても平成30年の西日本豪雨災害のような気候変動に伴う大規模水害や、近い将来に予測される南海トラフ大地震のリスクをかかえており、我々の地質調査業は防災・減災対策としてのインフラ整備事業に携わっています。また、災害発生時には発災直後からいち早く現場に駆け付け、調査を開始し、一日も早い災害復旧に尽力しています。

 愛媛県の地質は複雑で、それゆえ面白みのあることで知られます(図1のとおり)。地質帯が南北方向で次々と変化し各地質帯を構成する岩石の種類も様々です。

(墓石などで有名な花崗岩類、砂と泥が交互に重なってできている砂岩泥岩互層、石鎚山の噴火に伴い形成された凝灰岩や安山岩、伊予の青石として知られる緑色片岩、海底火山起源の緑色岩、遠い海からやってきた石灰岩やチャートなどなど)

 愛媛県の複雑な地質を解明するには、その多様性を熟知し、現場経験を積み、技術力を蓄えることが重要です。当協会は活動の軸として協会員の技術力向上を掲げ、定期的な技術講習会開催などにより、その実現を図っています。

 愛媛県の皆様から信頼される「地域のジオ・ドクター(地質の町医者)」を目指し、郷土えひめに住まわれる皆様の生命と財産を守るため、当協会は持てる技術を発揮してまいります。

大石徹会長

愛媛県地質調査業協会
会長 大石 徹

目的


本会は、地質調査業を通して、愛媛県の地形・地質に精通した「地域のジオ・ドクター」として地質調査技術の向上や社会的地位の向上に努め、もって公共の福祉に寄与することを目的とする。

組織図


役員・委員会等名簿


役員名簿

役職氏名会社名
会長大石  徹株式会社雄新地質コンサルタント
理事清水  修愛媛地質調査株式会社
理事二神 崇彰株式会社アースコンサルタント
理事直本 啓祐川崎地質株式会社 四国支店
理事細沼 紀康株式会社東建ジオテック 松山支店
監事大西 行政松山地下開発株式会社
監事池田 和久株式会社キンキ地質センター 松山支店

委員会名簿

■ 総務・広報・取引適正化委員会

役職氏名会社名
委員長 直本 啓祐 川崎地質株式会社 四国支店
委員 二神 崇彰 株式会社アースコンサルタント
委員 池田 和久 株式会社キンキ地質センター 松山支店
委員 小田 律文 復建調査設計株式会社 松山支店
委員 岡  兵典 株式会社富士建設コンサルタント

■ 安全委員会

役職氏名会社名
委員長 細沼 紀康 株式会社東建ジオテック 松山支店
委員 冨原 浩 共立工営株式会社
委員 東  豊一 株式会社相愛 松山支店
委員 上野 恭志 株式会社ナイバ 愛媛支店
委員 大西 行政 松山地下開発株式会社

■ 保健委員会

役職氏名会社名
委員長 清水  修 愛媛地質調査株式会社
委員 桝岡 謙治 応用地質株式会社 四国事務所
委員 古山 勝一 基礎地盤コンサルタンツ株式会社 四国支店
委員 半田 義人 大日本ダイヤコンサルタント株式会社 松山支店
委員 三嶋 信裕 中央開発株式会社 四国支店

■ 技術委員会

役職氏名会社名
委員長 神野 邦彦 株式会社愛媛建設コンサルタント
委員 森貞 安雄 株式会社荒谷建設コンサルタント 四国支社
委員 鈴木 清久 株式会社エイト日本技術開発 四国支社
委員 倉田 房雄 株式会社シアテック
委員 杉本  寧 四国建設コンサルタント株式会社 愛媛支店
委員 藤本 泰史 株式会社地圏総合コンサルタント 四国支店
委員 須賀 幸一 株式会社芙蓉コンサルタント
委員 栗原 弘和 株式会社四電技術コンサルタント 松山支店

大規模災害応急対策本部

役職氏名会社名
会長大石  徹株式会社雄新地質コンサルタント
理事清水  修愛媛地質調査株式会社
理事二神 崇彰株式会社アースコンサルタント
理事直本 啓祐川崎地質株式会社 四国支店
理事細沼 紀康株式会社東建ジオテック 松山支店

部会

■ 土地改良部会

役職氏名会社名
部会長 神野 邦彦 株式会社愛媛建設コンサルタント

■ 県内建築部会

役職氏名会社名
部会長 大西 行政 松山地下開発株式会社

協会の歩み


令和7年4月愛媛県地質調査業協会に名称変更
令和 4 年4月事務局移転 愛媛建設コンサルタント内
事務局 松山市小栗7丁目11番18号
令和 2 年4月 設立50周年(会員数25社)
平成22年4月 設立40周年(会員数25社)
平成12年4月 設立30周年(会員数33社)
平成11年9月 全地連主催「技術フォーラム」を松山にて開催
平成 2 年4月 設立20周年(会員数35社)
昭和55年4月 設立10周年(会員数22社)
昭和45年4月 四国地質調査業協会愛媛支部 設立(会員数10社)
事務局 松山市小栗5丁目6番29号

歴代支部長


令和 5 年4月 ~ 大石 徹 (株式会社雄新地質コンサルタント)
平成19年4月 ~ 神野 邦彦(株式会社愛媛建設コンサルタント)
平成13年4月 ~ 菅 忠志 (大成技建株式会社)
平成11年4月 ~ 二神 久士(株式会社アースコンサルタント)
昭和62年4月 ~ 神野 繹
(松さくコンサルタント株式会社
現 株式会社愛媛建設コンサルタント)
昭和56年4月 ~ 二宮 秀雄
(近畿ボーリング株式会社松山事務所
現 株式会社キンキ地質センター松山支店)
昭和45年4月 ~ 山本 修 (松山地下開発株式会社)

会則・総会資料